日本の花札占いカード~雪月花~

日本の花札占いカード~雪月花~

桜に赤短冊

桜に赤短冊 短冊に書かれた「みよしの」は、ひと晩の間に桜が散る、その儚い美しさを詠んだ後鳥羽院の和歌「み吉野の高嶺の桜散りにけり嵐も白き春のあけぼの」に由来する言葉です。この和歌の意味が加わりますので、他の桜の札が出た場合より、さらに素早い…

桜に幔幕

桜に幔幕 幔幕とは、行事などの際、周囲に張りめぐらす布製の用具です。とくに桜の札の幔幕は、宮中または貴族階級の宴や行事に使われたものを表します。こうしたことから、なんらかのステイタスを持っている人たちが集まる場を意味します。この札が出たとき…

梅に赤短冊

梅に赤短冊 短冊に書かれた「あかよろし」は「明らかによろしい」という意味です。梅の札にはマイナスの意味がありますが、この札が出た場合はプラスに変わります。また、赤は能動性を意味する色ですから、思い切ったスタートダッシュや、人に先んじて何かを…

梅に鶯

梅に鶯 梅の花と鶯の組みあわせは、春の訪れを示します。梅が咲く早春は、まだ「ホーホケキョ」と上手に鳴けないことが多く、練習をして徐々に上達し、私たちがよく知るあの鳴き声になります。このことから梅に鶯の札は未熟な状態を表します。同時に、今は成…

松に赤短冊

松に赤短冊 短冊に書かれた「あかよろし」は「明らかによろしい」という意味です。これは、今のあなた自身が「よろしい」ということなので、周囲から良い評価を受ける可能性が高いでしょう。また、赤は能動性を意味する色ですから、この札が出たら「待つ(松…

松に鶴

松に鶴 鶴は、ひとたび番つがいになると生涯連れ添うとされることから、円満なパートナーシップを表します。「鶴は千年、亀は万年」といわれるように、長寿の象徴でもあります。また、「鶴のひと声」という言葉が示すように、発言力のある人のひとことで、状…