日本の花札占いカード~雪月花~

日本の花札占いカード~雪月花~

桐の素札

桐の素札

 

桐は、鳳凰が宿る木として神聖視され、8世紀ごろから天皇のお召し物の意匠に用いられてきました。天皇家の正紋は菊紋ですが、それに次ぐ副紋は桐花紋とされています。なかでも最も格の高い「五七の桐」(3枚の桐の葉の上に、5つの桐花と7つの桐花を配した図)は、日本国政府を象徴する紋章として、宮中晩餐会の招待状や食器、日本国民のパスポートなどに使われています。
ただ、格の高い植物とされているだけに、傾向がマイナスに作用すると「うぬぼれ」や「高 慢」といった意味になるので注意が必要です。
また、桐の花は5~6月に咲くのに、なぜか花札では12 月に配当されています。これにはふたつの理由があります。ひとつには12 月に咲く花がないこと、もうひとつには桐が「キリ(最後のものという意味)」に通じることです。このことから桐の札は、物事の終わりや区切りがつくことを表します。実際、桐の札が出るときは「もう終わり」という状況であることが多いものです。時期としては12 月、12 か月、12 年を示します。

 

願望:自惚れなければ叶う
待ち人:こない
失せ物:みつからない
旅行:歴史ある場所がよい
商売:引き際を間違えないよう慎重に
学問:研修や合宿が吉
恋愛:相手の言葉に耳を傾けるべき

人や物事とこれっきりになることがありそう。
悔いのないように過ごすよう意識して。

 

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